この記事は、YouTubeチャンネル「亀谷敬正の競馬血統辞典」で公開された動画「【2025年 菊花賞】 近年の明確な血統傾向と昔から変わらない構造/亀谷敬正のGIアプローチ」の内容を参考に作成しています。
長距離クラシック最終戦、菊花賞は近年その傾向が大きく変化しています。特に京都競馬場のリニューアルは、馬券検討における重要なファクターとなりました。血統、戦歴、そして注目の穴馬に至るまで、動画内で語られた菊花賞を攻略するためのポイントを詳しく解説します。
2025年 菊花賞の鍵は「欧州血統」と「トニービン」
近年の菊花賞、特に京都競馬場がリニューアルされてからは、血統傾向に明確な変化が見られます。
京都競馬場リニューアルで激変した血統トレンド
リニューアル後の京都芝コースは、以前よりも欧州思考の血を持つ馬が走りやすくなっています。
- キングマンボ系が席巻: 過去2年、人気薄で馬券に絡んだ馬は、いずれも父が欧州型のキングマンボ系でした(ドゥレッツァ、ヘデントール、アドマイヤテラ)。
- 欧州要素の強化が重要: 単にキングマンボ系というだけでなく、母方などからさらに欧州の長距離適性に関わる要素を強化した配合の馬が、今まで以上に有利になっています。
驚異的な好相性を見せる「トニービン」の血
リニューアル後、好走馬を語る上で欠かせないのがトニービン(Tony Bin)の血です。
- 2024年は馬券圏内(1~3着)をトニービンの血を持つ馬が独占。2023年の勝ち馬ドゥレッツァも同血統を持っていました。
- 京都の芝長距離GⅠ(天皇賞・春など)でもトニービンの血を持つ馬の活躍が目立っており、京都の馬場と配合トレンドの両面から、その優位性はさらに高まっていると分析されています。
昔から変わらない!菊花賞で生きてくる実績とは?
血統トレンドの変化がある一方で、菊花賞で長年変わらない「好走パターン」も存在します。それは主流路線から外れた長距離実績です。
古馬混合の芝2200m以上実績をチェックせよ
「菊花賞は非主流の要素も問われる」という構造は昔から不変です。その傾向を示すのが、古馬混合の芝2200m以上のレースを勝っていた馬の期待値の高さです。
- 2017年以降、人気薄の好走馬(ポポカテペトル、ユキャンスマイル、ディバインラブなど)には、この古馬混合戦での実績を持つ馬が多数含まれています。
- これは、他のクラシック路線とは異なる「芝長距離」という特殊な適性を問われる菊花賞で、すでにその能力を試されている馬が有利になることを示しています。
神戸新聞杯組のチェックポイントは「上がり3ハロン」
前哨戦として重要な神戸新聞杯組は、過去10年の京都開催時に限定すると、馬券に絡んだ馬には明確な共通点があります。それは「前走の上がり(ラスト3ハロン)が3位以内」だった馬のみが好走しているという点です。神戸新聞杯では、着順だけでなく、終いの脚の質を見るべきだと言えるでしょう。
現段階の最注目馬は「エネルジコ」
動画内では、現段階で最も注目すべき馬としてエネルジコが挙げられています。
エネルジコは、先に解説した「菊花賞を勝つための重要な要素」を複数備えています。
- 血統の強み: 父は2023年勝ち馬ドゥレッツァと同じドゥラメンテ(キングマンボ系)であり、重要とされるトニービンの血も持っています。さらに、母がドイツ生産の血統であり、欧州色を強く強化している点が高評価です。
- 成長力: ドイツ血統とドゥラメンテの配合は、これから体力がつき、パフォーマンスがさらに上がる成長曲線に期待できるとされます。
- 育成環境: 2023年勝ち馬と同じノーザンファーム天栄での育成・調整過程も、適性条件での過去最高パフォーマンスに期待できる状況を後押ししています。
最後に
動画で解説された内容は、データと論理に基づいた、競馬の奥深さを感じさせる血統論でした。より詳細な配合理論や、亀谷敬正さんの独自取材に基づいた最終的な決断に興味を持たれた方は、ぜひ「亀谷敬正の競馬血統辞典」や関連コンテンツを手に取ってみてはいかがでしょうか。競馬を「血統」という視点から深く楽しむためのヒントが詰まっています。
詳細を見る>>今なら1年で2,980円!競馬新聞を買うより安いです

